イオン交換式除鉄・除マンガン・脱カルシウム装置について

工業用ではボイラーのスケール(カルシウム)詰りによる熱量効率の低下を防ぐ為に、イオン樹脂を用いた水処理が50年以上前から使われている技術で処理システムが確立したものです。

同イオン交換樹脂はカルシウムだけではなく、鉄分・マンガンも強力に吸着・除去します。

樹脂に吸着した鉄分・マンガンは、機械本体に内蔵のマイコン制御により、自動的に洗浄され、元のきれいな樹脂に戻ります。

自動洗浄に欠かせない専用の塩を切らさなければ、濾材・イオン交換樹脂の寿命は7・8年から10年以上と

長寿命で、一般的な卓上型の浄水器のカートリッジ交換と比べても安価に家中の水がきれいに多量に使用できます。

  水処理の時

 

水に含まれる鉄分Fe

マンガンMn カルシウムCa が イオン交換樹脂に触れ通るとイオンの力で引き着き鉄・マンガン・カルシウムが取り除かれます

 濾材の洗浄時

 

塩水を使って洗浄します。塩分は鉄・マンガン・カルシウムよりイオン交換樹脂に取り付く力が強く取り付く際、鉄

マンガン・カルシウムが

取れます。

洗浄後は源水(真水・井戸水)で洗い流すので

水には塩気は全く感じ

                  ません

 


業務用除鉄・除マンガン・脱カルシウム装置

      メンテナンス・ランニングコストについて

 


 工業用軟水器

イオン交換樹脂の量が100L~1000Lと大きいモデルです原理・動作は同じ仕組みになります

イオン交換樹脂

 

タラコの粒々程度の細かい濾材

鉄分・マンガン

カルシウム分を取り除きます。家庭

               用も同等の濾材

               です        

濾材の洗浄に必要な専用塩は、上部のスライドの蓋を開け投入するだけです。

水の使用量によりますが、最大約40KGの塩を入れる事が出来き

約2ヶ月~4ヶ月置きの塩の投入になります

ランニングコスト塩の代金は凡そ一ヶ月辺り1,000円から2,000円

ほどです。



他メーカー国産上水道用軟水器を井戸水で用いると

一般的な国産・上水道専用の軟水器を、井戸水の鉄分・マンガン除去用に用いると、設置当初はきれいに鉄分・マンガンは取れますが、暫くすると取り除く事が出来なくなってきます。それは庫内の濾材の洗浄に塩水を用いますが、国産の軟水器は原水(水道水なら水道水で塩水を作る、井戸水だと井戸水で塩水を作る事になる)で塩水を作るので、鉄分・マンガンが含まれる水で塩を溶かすと当然鉄錆び・マンガン錆び

が出来ます。その鉄錆び・マンガン錆びで濾材を洗う事になりますので、暫くすると

鉄錆で汚染されてしまいます。 国産の殆ど全ての軟水器は原水で塩水を作る構造になっています。


弊社の除鉄・除マンガン装置の濾材の洗浄の仕組みについて

弊社で扱っている各種の除鉄・除マンガン装置の洗浄のシステムは他の国産軟水器とは異なり、イオン交換樹脂で鉄分・マンガン等を取り除いた水で洗浄用の塩水を作ります

鉄分・マンガンを取り除いた塩水で濾材を洗うので

長期の使用にあたっても、濾材が汚れる事がなく

長期に渡り、鉄分・マンガンを取り除く事が出来ます。

洗浄に必要な専用塩を切らさない様に適切な管理をして頂ければ、濾材寿命は7年~10年以上と長寿命です


本体内部の樹脂タンク

 

耐圧1.7MP と一般的な

タンクの約2倍と高強度

樹脂用いた設計の為

腐食等が無くとても

丈夫です

上部コントロール部

 

マイコンと流量計・逆

洗浄など色々な動作を

設定できます。

取付の際、ご家庭に合わせて設定致します

 



修理・部品体制について

弊社取り扱いの除鉄・除マンガン装置は、アメリカ合衆国  ハーグ社の除鉄・除マンガン装置を、国内の輸入商社から、代理店契約の元取り扱いを行っております。 国内輸入商社には、除鉄・除マンガン装置の保守に必要な部品が全てそろっており、部品の供給は当日出荷で行っています。また本国、ハーグ社は約35年以上30数カ国への輸出しており、発売当初から殆んど仕様を変えていないので、部品供給で困る事はありません。


スピンフィルター・サイクロンフィルター・大容量バッグフィルターシステム

家庭用砂こし器スピンフィルター

井戸水に含まれる

細かい砂等をサイクロン方式で分離・下部に

溜めます。排出は下部のレバーをひねると水圧で排出されます